血糖値を下げる手軽な方法を紹介

血糖値を下げる手軽な方法トップ > ページ名

血糖値を下げる方法を紹介する前に

血糖値を下げる方法を紹介する前に、まずは血糖値についてよく知らなければなりません。
血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖の量のことで、血液中にどれだけのブドウ糖が含まれているかを数値で表したものが血糖値です。

血糖値を正確に測定するには、検査のタイミングが非常に重要です。なぜなら血糖値は食事によって大きく変化するからです。

食事で摂取された炭水化物はブドウ糖に変化し、腸で吸収されて血液中に入ります。
この時、血糖値は上昇します。血液中のブドウ糖の濃度の上昇を合図に、すい臓のβ細胞がインスリンというホルモンを分泌します。このインスリンの働きにより肝臓や筋肉に血糖を取り込むことで血糖値が下がります。 したがって、食事をすると一時的に血糖値が上昇することになります。

ただ、健常者であれば血糖値がピークをむかえる食後血糖値でも140mg/dlを超えることは、ほとんどありません。 一般的に空腹時血糖値で110mg/dl、食後2時間の血糖値が140mg/dlを超える場合、食後高血糖と判断されます。

血糖値を下げるインスリンとは?

血糖値を下げるインスリン注射

血糖値を下げる働きのあるインスリンについても触れておきたいと思います。
インスリンとは、すい臓から分泌されるホルモンで、血糖値を下げる働きがあります。
血糖値を下げる働きのあるホルモンはインスリンしかありません。

逆に血糖値を上げるホルモンは・コルチゾル(ステロイドホルモン)・グルカゴン・カテコラミン(アドレナリン)・成長ホルモンと複数あります。

血糖値を下げるホルモンはひとつしかないのに、血糖値を上昇させるホルモンは複数存在するのは、人類は昔から飢えとの戦いで、空腹状態(血糖値が低い状態)が長く続き、満腹(高血糖状態)は少なかったため血糖値を上げる必要はあっても、下げる必要はほとんどなかったためだと考えられています。

空腹時血糖値と食後2時間血糖値

  • 空腹時血糖値
    10時間以上何も食べない空腹時の状態で測定した血糖値です。検査前日の夕食後から何も食べずに、翌朝の朝食前に検査するのが一般的です。
    血糖値がもっとも低い値になります。
  • 食後2時間血糖値
    食事を食べ始めてから2時間後に測定した血糖値を指します。食事を食べ終わってからではありません。食後高血糖があるかどうかを調べます。
医者と患者

食後高血糖とは、健康な人の場合 食事の後でもインスリンの働きにより血糖値はすぐに下がり140mg/dlを超えることは、まずありませんが、インスリンの分泌が不十分であったり、インスリンの分泌が遅かったりすると食後の血糖値がすぐには下がりません。この状態を食後高血糖と言います。

HbA1c(ヘモグロビンA1c)値とは

HbA1c(ヘモグロビンA1c)値とは、血液中の赤血球に含まれるタンパク質の一種です。赤血球は身体中を巡って組織細胞に酸素を運搬し、二酸化炭素を運び出す働きをしています。赤血球の寿命は約4か月と言われており、血液中のブドウ糖と少しずつ結びついていきます。ブドウ糖と一度結びつくと、120日間は結合したままの状態になるため、過去1~2カ月間の平均的な血糖値の状態を判断するための材料になるわけです。

血糖値は通常、その日の測定した時の状態を反映しますが、HbA1c(ヘモグロビンA1c)値は過去1ヶ月~2ヶ月の、血糖状態を表していますので、血糖値よりも正確な判断材料ともいえるわけです。

糖尿病コントロールの指標と評価

糖尿病コントロールの指標と評価

指標 不可
空腹時血糖値
(mg/dl)
80~110未満 110~130未満 130~160未満 160以上
食後2時間血糖値
(mg/dl)
80~140未満 140~180未満 180~220未満 220以上
指標 不十分 不良 不可
HbA1c(NGSP)(%) 6.2未満 6.2~6.9未満 6.9~7.4未満 7.4~8.4未満 8.4以上
HbA1c(JDS)(%) 5.8未満 5.8~6.5未満 6.5~7.0未満 7.0~8.0未満 8.0以上

*日本糖尿病学会編「糖尿病治療ガイド2012-2013」